行政書士 泣ける話


本当にあった行政書士の泣ける話 1

行政書士の業務分野は多岐にわたり、その数は実に10,000種類以上におよびます。

 

相続問題や交通事故、離婚問題など、人の気持ちが複雑に交差する分野では時として怒りや憎しみといったマイナスの感情が、依頼を受けている行政書士へ向いてしまうこともあり、嫌な思い、怖い思いをする場合もあります。

 

「本当にあった行政書士の怖い話」でお話したように私自身、命の危機をも感じた怖い思いをしたことがありました。

 

しかし、心がじーんとする場面や感動的な場面に直面することもあります。

 

ここでは、行政書士の仕事をしている上で実際に経験した、泣ける話をしましょう。

とある夫婦が訪ねてきました

「遺言の書き方が分からないのですが、教えて頂けますか?」

 

50代後半の女性(以下Aさんとします。)から、このような問い合わせがありました。

 

遺言状の書き方についてのアドバイスや添削も行政書士としての私の得意分野だったので、依頼を受けました。

 

予約した日時にやってきたAさんは、50代後半とは思えないくらい若く、スリムで可愛らしい方でした。

 

遺言書の書き方についてのご相談ということですが、まずはお話を伺ってもよろしいですか?」

 

私が尋ねると、Aさんが話をしてくれました。

 

「私、去年結婚したんです。

 

この年齢までずっと仕事一筋でやってきて、一生独身でもいいかなと思っていたのです。

 

しかし、こんな私のことを好きになってくれた男性がいて、
数年ほどお付き合いをしていたのですが、プロポーズされて結婚したんです。

 

夫は、私より2つ年下で、10年以上前に離婚していました。
それ以来ずっと独身で私同様、仕事一筋だったんです。

 

式は挙げず、籍を入れただけで夫と暮らしはじめて1年です。
夫は私をとても大切にしてくれ、私たちは幸せな日々を過ごしていました。

 

 

ところが去年の冬体調を崩してしまいました。
近所の病院を受診したのですがなかなかよくならず、
大きな総合病院を紹介されその病院で検査を受けました。

 

その結果、末期のがんであることが分かったんです。

 

本当にあった行政書士の泣ける話 2に続く。