行政書士 怖い話


本当にあった行政書士の怖い話(中編)

送られてきた『殺してやる!』というメール

 

努めて冷静になって考えました。

 

依頼人さまは、一体どんなつもりでこのメールを送信してきたのだろうかと。

 

秋田県や神奈川県で離婚問題に関与した弁護士が、離婚問題の当事者から殺害された事件も頭をよぎり、恐怖でひきつりました。

 

もしかして、離婚協議書の内容に不満があったのだろうか?
それとも、離婚することそのものにも不満があったのかも知れない。

 

こう、考えてみました。
離婚の意思や離婚協議書の内容について確認したときは、依頼人さまは納得して合意すると言っていましたが本心ではなかったのかも知れません。

 

考えた末に、『ぶっ殺す!殺してやる!殺してやる!』のメールに対して返信することにしました。

 

『〇〇さま(依頼人さまの名前)
どういうことでしょうか?<殺してやる>という内容のメールを拝見しましたが、〇〇さまが行政書士である私に対してのメールであると認識した上で送られたものと、受け止めてよろしいのですね?

 

あなたがしたことは、脅迫です。

 

頂いたメールを証拠として警察に通報することを考えましたが、その前に確認のメールを送らせて頂きました。』

 

このようなメールを、依頼人さまへ返信しました。

 

『殺してやる!』という、文面のメールを送りつけることは刑法222条の「脅迫罪」に該当し、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。

 

すぐに警察へ通報することも考えましたが、まずはどういった趣旨でこのようなメールを送ってきたのかだろうか。

 

行政書士として確認しておくべきと考え恐怖心を封印し、依頼人さまへ返信することにしたのです。

 

本当にあった行政書士の怖い話(後編)に続く。