行政書士 試験 難化


行政書士試験が難化している理由について

行政書士は、幅広い層に人気の国家資格です。

 

少ない資金で自宅で独立開業が可能であること、街の法律家として活躍できることなどが人気の理由になっているようです。

 

しかし、行政書士試験は近年、難化傾向にあり、法律について何の知識もない初学者が行政書士試験に合格するためには、それなりの努力が必要となるでしょう。

 

ここでは、行政書士試験が難化している理由について調べてみました。

(1)行政書士の職域の拡大

平成25年6月、行政書士に行政不服審査法の不服申立ての代理権を付与することを柱とした「行政書士法改正法案」が承認されました。今後は、行政不服審査法における、異議申立や審査請求の代理権も与えられることも予想されます。

 

行政不服審査法の不服申立ての代理権というのは弁護士などに認められていますが、これが行政書士にも認められるようになれば、将来は弁護士と対等に対峙することもありうるわけです。

 

そうなると、行政書士のレベルや質の向上が必然的に求められるようになるでしょう。行政書士試験の難化は、こういった職域の拡大と無関係ではないはずです。

 

私自身、行政書士開業3年目ですが仕事上、弁護士と打ち合わせや連絡などをするする機会が多くあります。

 

行政書士は弁護士には及びませんが、弁護士と対等に対峙できる最低限の知識は必要だと強く感じます。

(2)行政書士試験問題の変化

平成11年度行政書士試験までは、過去の問題が繰り返し出題され、全体的に易しい問題が多いのが特徴でした。そのため、過去問を繰り返し学習することが合格への近道ともいわれていました。

 

ところが、平成18年度行政書士試験改正により、行政書士試験の法令科目について「理解力、思考力等の法律的素養」を重視することが打ち出されました。

 

そのため平成18年度行政書士試験から、試験科目の変更の他、40字程度で解答を書かせる記述式多肢選択式が採用されるなど、試験の形式面が大きく変更され、行政書士試験は難しくなりました。

 

以前のように、行政書士試験は過去問だけでは合格できなくなってしまったのです。法律にについてより深い理解を問う試験問題が多くなりました

 

これが行政書士試験が難化している理由だと思います。